UA値とは
UA値とは、熱が家の表面からどの程度逃げているのかを表す値です。値が小さいほど断熱性が高く、大きいほど断熱性が低いことを意味しています。ハウスメーカーや工務店ではUA値を下げるためにさまざまな工夫を行っています。
断熱性の高い家を建てる際に知っておきたいのが、地域区分です。地域区分とは、気候により日本を8つに区分けしたもの。UA値は区分ごとに基準値が決められており、1地域・2地域に分類される北海道では、ほかと比べてより高い値を満たすことが求められています。
断熱性の高い家を建てる際に知っておきたいのが、地域区分です。地域区分とは、気候により日本を8つに区分けしたもの。UA値は区分ごとに基準値が決められており、1地域・2地域に分類される北海道では、ほかと比べてより高い値を満たすことが求められています。
知っておきたい3つの断熱基準
注文住宅の断熱性能を考える上で知っておきたいのが、省エネ基準・ZEH基準・HEAT20による基準の3つです。それぞれの基準について見ていきましょう。
省エネ基準とは
国が2016年に定めた省エネ性能に関する基準です。指標となるのは「外皮性能」と「一次エネルギー消費量」。このうち「外皮性能」の評価に関係してくるのがUA値です。省エネ基準における地域区分ごとの基準UA値は、以下のようになっています。
省エネ基準
8地域に分類される沖縄県には、UA値の設定がありません。
ZEH基準とは
ZEH(net Zero Energy House)住宅とは、年間のエネルギー収支がゼロ以下になる家のこと。「断熱」「省エネ」「創エネ」の3つが重要な要素です。
ZEH基準
ZEH基準では、1地域~7地域において省エネ基準よりも厳しいUA値が設定されています。
HEAT20の基準
HEAT20とは「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」の略称です。省エネ化を図るために、長期的な視点から健康・快適な住宅の普及を目指しています。HEAT20が定める基準を見ていきましょう。
HEAT20の基準
ZEH基準より厳しいだけでなく、グレード分けしているのが大きな特徴です。
千葉市(緑区・若葉区)・市原市の地域区分と基準UA値
誉田・おゆみ野を含む千葉市緑区、みつわ台・桜木を含む千葉市若葉区、ちはら台を含む市原市は、6地域に該当します。6地域における基準UA値を、わかりやすく一覧にまとめました。
6地域の基準UA値
省エネ基準 0.87
ZEH基準 0.60
HEAT20 G1レベル 0.56
HEAT20 G2レベル 0.46
HEAT20 G3レベル 0.26
北海道のように厳しい基準ではありませんが、ある程度のUA値が必要です。
ZEH基準 0.60
HEAT20 G1レベル 0.56
HEAT20 G2レベル 0.46
HEAT20 G3レベル 0.26
北海道のように厳しい基準ではありませんが、ある程度のUA値が必要です。
室温・光熱費はUA値によってここまで違う!
高断熱の家は、そうでない家と比べて室温・光熱費に大きな差が出ます。6地域における省エネ基準を満たす家、HEAT20の基準を満たす家の違いを表にまとめました。
室温の違い
まずは、HEAT20が公開している各基準における暖房期最低室温から見てみましょう。
6地域における暖房期最低室温
断熱性能が高い家ほど、寒い時期も快適に過ごせることがわかります。
光熱費の違い
次に、断熱レベルによって光熱費がどの程度変わってくるのか、R+houseの想定データをもとにご説明します。
6地域における年間の暖房費・冷房費
※冷房期:外付けブラインドがない場合省エネ基準を満たす家とHEAT20 G2レベルを満たす家では、年間で暖房費12,927円、冷房費5,043円、トータルで17,970円の差が出ます。つまり、HEAT20 G2レベルを満たす家は、光熱費を10年間で179,700円、30年間で539,100円節約できることになります。ガスを使う家では、電気料金だけでなくガス料金も節約できるでしょう。
なお、ZEH基準を満たす家の室温や光熱費に関するデータはありませんが、概ね省エネ基準・HEAT20 G1レベルの間くらいであるといえます。
光熱費を抑えつつ快適に暮らしたい場合は、HEAT20 G2レベルの家づくりをするのがおすすめです。
なお、ZEH基準を満たす家の室温や光熱費に関するデータはありませんが、概ね省エネ基準・HEAT20 G1レベルの間くらいであるといえます。
光熱費を抑えつつ快適に暮らしたい場合は、HEAT20 G2レベルの家づくりをするのがおすすめです。
千葉市(緑区・若葉区)・市原市の地域情報
千葉市(緑区・若葉区)・市原市は、東京湾岸地域に属しています。夏は真夏日や熱帯夜となる日が多く、冬でも比較的温暖で0℃を下回ることはほとんどありません。また、春・秋も比較的暖かいエリアです。なお、2020年のデータによると、千葉市の日照時間は1,946時間と長く、年平均気温は16.2℃です。気温については、16.3℃の館山市に次いで県内2位となっています。
このように千葉市(緑区・若葉区)・市原市の夏は暑くなることから、断熱性を重視した家づくりがおすすめです。
このように千葉市(緑区・若葉区)・市原市の夏は暑くなることから、断熱性を重視した家づくりがおすすめです。
注文住宅のことなら大金興業×R+house千葉若葉・緑へ
千葉市(緑区・若葉区)・市原市で家づくりをするときに求められるUA値について、くわしくご説明しました。1年を通して快適に、光熱費を節約しつつ生活していくためにはHEAT20 G2レベル、つまりUA値0.46以下の家を建てるのがおすすめです。
大金興業は、リーズナブルな高性能住宅をご提供している工務店です。個別相談会や見学会などのさまざまなイベントを行っていますので、お気軽にご相談ください。
>>光熱費を抑えた高性能な注文住宅を建てるならこちら!
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