土間の魅力・使い方をご紹介
趣味を楽しむスペースとして
土間の魅力は何といっても天候に左右されずに使える多目的スペースであるところです。DIYやお気に入りの自転車のメンテナンスのスペースとしても気軽に行うことができますし、ゴルフを趣味にされている方にとってはクラブや靴を磨いたり、プレー後のお手入れのスペースとしても最適です。また、泥汚れがあってもモップ掛けでキレイにすることができるので、植物の植え替えなどにも利用可能です。
汚れを気にしない収納スペースとして
キャンプ用品はテントやBBQ道具などかさばるものが多く、屋外で使用のために泥汚れなどが気になり室内では保管しにくい道具たちです。かといって屋外の倉庫では手入れやセキュリティ上心配とのことで、土間で収納する方が増えています。また小さなお子様のためのベビーカーを置くスペースとしても最適です。土間空間を広く取り、外で使うけど室内で保管したいモノたちをまとめて収納することができます。
ご近所さんとの会話を楽しむスペースとしての魅力
靴を脱いで上がってもらうほどではないけれど、ちょっとの立ち話をするスペースとして土間はちょうど良い空間。テーブルや椅子を置くだけでなく、造作のカウンターを設置したり上がり框をちょっと腰掛けたくなるよう寸法に配慮すると、ご近所様にも居住されている方にとっても居心地が良い土間空間が出来上がります。
土間のメリット・デメリットをご紹介
土間のメリットは?
先にも書いたように、天気に左右されずに様々な作業ができるところがメリットです。そして泥汚れであっても拭き取れる素材なのでメンテナンスがラクなことが挙げられます。土間に使われる素材には触ったときにひんやりと感じるものが多くあるため、夏に涼しく過ごすことができます。涼しい土間は夏の子どもの遊び場にもおすすめです。
土間のデメリットは?
土間空間に広い面積を使った場合、家族が集まるLDKのスペースを削ったり、間取への制約が出る可能性があります。特に狭小地では建ぺい率、容積率がシビアとなりますので、間取を考える上で優先順位はどれなのかを選択する必要があります。夏は涼しい土間ですが、冬は底冷えすることも。また、外からの冷たい空気と、室内の暖かい空気が出会う土間は、断熱施工が不十分だと結露が生じて湿気が溜まりやすくなりますので十分注意しましょう。
土間の素材の選定
現在土間素材として使われるのが、コンクリート・モルタル・タイル・石などです。それぞれ特徴は以下の通りです。
コンクリート
・強度に優れている ・目地がない ・比較的安価に取り入れやすい
モルタル
・なめらかな質感 ・目地がない ・比較的安価に取り入れやすい ・ほかの素材と比べて割れやすい
タイル
・耐久性が高い ・色柄豊富で多くの選択肢をもてる ・目地にゴミが溜まりやすい
天然石
・高級感がある ・多彩な色柄 ・目地にゴミが溜まりやすい
同じ土間でも使う素材によって雰囲気がガラリと変わりますので、施工事例や実物を見て良く確認をしてから選定しましょう。
同じ土間でも使う素材によって雰囲気がガラリと変わりますので、施工事例や実物を見て良く確認をしてから選定しましょう。